秋の高山祭(八幡祭)の屋台
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仙人台
高山祭、古川祭を含めて、飛騨で唯一の唐破風屋根をもつ屋台である。
かつて江戸時代には他の屋台もこの唐破風屋根を取り付けていたが、現在はこの屋台だけが残った。
Point 1屋台の特徴
- 唐破風屋根、四輪内板車。屋根には2頭の巻龍(赤腹の金龍、極彩色の剣巻龍)が取り付けられている。
Point 2屋台の役割
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赤い緋羅紗幕をつけ、祭に華やかな彩を添えている。
宵祭には約百個の提灯を取り付け参加する。
Point 3からくり
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現在は行われていない。
仙人が下界の娘の脛に見とれて天上界から落ちるというからくりがあったと伝わるが、定かではない。
仙人の人形には、からくりであった痕跡が残っている。
Point 4装飾の特徴
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屋根が飛騨の屋台で唯一唐破風で、屋根の上には巻龍が飾られている。
創建当時1700年代の型を残している。高山の屋台の中でも唯一の古い型である。
Point 5屋台曳きの装束
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大梃子2、小梃子2、曳子10。大梃子は龍の蒔絵と金具付きの陣笠に、龍模様付き陣羽織を着用し、紫の腹当を着けてカルサンをはく。
襟に台名染抜きの法被。萌黄色に青海波模様のカルサンをはき饅頭笠をかぶる。法被の腰回りには「三四」の文字が染め抜いてあるが、これはかつて三之町四丁目であったことを指したものである。
Point 6台紋と提灯
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提灯は、下二之町通りは全て「粛敬」の文字を用い、両肩に屋台の台紋を記す習わしになっている。
仙人臺組は佐久良組が後に脱退したので、区域に2種類の提灯が存在する。
見送り幕 | 見送り幕はない。 |
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屋台囃子 | 「楽器は笛・太鼓・締太鼓を使用し、「大太神楽崩し」を演奏した」とあるが、現在は子供が少なく組内では行われていない。CD・テープ演奏である。 |