春の高山祭(山王祭)の屋台
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琴高台
組内の住人であった名工谷口与鹿作中段の波間を力強く泳ぐ鯉は、与鹿の最高傑作の評あり。
胴には緋の大幕に金糸で刺繍した波間の鯉、を合わせている。
Point 1屋台の特徴
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切妻破風屋根、四輪内板車。鯉をモチーフにしたデザインは、独自の雰囲気を醸し出している。
また、上段の妻飾りには、前面に日輪、八咫烏、雲、後面に月、兎、波の彩色彫刻でこれも与鹿と伝わる。
Point 2屋台の役割
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14日・15日には屋台が曳き揃えられる。
夜には提灯を付けて夜祭に参加。昼間とは違った雰囲気を醸し出す。元々夜祭は明治43年頃には催されていたが、しばらく行われていなかったらしく、昭和9年頃、この屋台が呼びかけて余興として復活されたと伝わる。
Point 3装飾の特徴
- 屋根上には飛龍の飾りが前後にあり、大きな瓔珞を提げている、高さがあるので飛龍が空を舞っている様である
Point 4見送り幕
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琴高台には本見送りと替え見送りを持っている。
本見送りは垣内雲燐作の琴高仙人図(明治26年作)替え見送りは徳川16代家達公の書で琴高仙人の漢詩書幅(昭和2年)である
Point 5屋台曳きの装束
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紺地に赤で「琴」文様を染め抜いた法被。紺地に波紋の入ったカルサン。黒の陣笠を付けるのが一般的な屋台曳の装束。
大梃子は、緑のカルサンに黒に台紋が入った陣羽織を着用している。
Point 6天井絵
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外から見えないが昇竜が描かれている。
絵には「明治廿七甲年夷日写 香泉 印」とある。
Point 7台紋と提灯
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提灯は「如神在」と書き、「如神在」神おわすがごとしと読む、この屋台組と大国台組の提灯は同じものを使用しているが、下段には鯉魚紋くずしに青海波模様の装飾を施す。
台紋は鯉を正面から見たものが図案化されている。
からくり | 行われていない。 |
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屋台囃子 | 囃子は「大八崩し」を笛・太鼓・締太鼓で演奏する。 かつては子どもが演奏していたが、近年では子どもが少なくなり、テープで代用していた。現在は獅子組の子供による生演奏を行っている。 |